「Lambdaで環境変数を設定するにはどうするの?」
「環境変数を設定するメリットを知りたい…」
Lambdaで正しく環境変数を設定することができれば、Lambda関数を作成する度に変数を設定する必要がなくなります。
この記事では、Lambdaで環境変数を設定する方法と環境変数を設定するメリットについて紹介して行きます。
具体的にLambdaで環境変数を設定するメリットには、以下の4つが挙げられます。
1. 柔軟性の向上
2. セキュリティの向上
3. 管理の簡素化
4. デプロイの簡略化
環境変数を設定するメリットを1つずつ解説していくので、しっかり理解してLambdaを使った開発の効率をアップして行きましょう!
Lambdaで環境変数を設定するメリット
柔軟性の向上
環境変数を設定するメリットの1つ目は、柔軟性の向上が見込めることです。
Lambdaで環境変数を使用することで、関数の設定をコードを変更することなく調整することができるようになります。
例えば、開発、テスト、本番環境といった環境ごとに異なる設定を簡単に適用できます。
セキュリティの向上
環境変数を設定するメリットの2つ目は、セキュリティの向上が見込めることです。
環境変数をKMSというAWSサービスで暗号化することで、機密情報を安全に管理できます。
また、環境変数は関数のコードから分離されているため、コードに直接記述するより、セキュリティが強化されます。
管理の簡素化
環境変数を設定するメリットの3つ目は、管理の簡素化が見込めることです。
環境変数を使用すると、設定値を一元管理することができ、複数の関数で同じ設定を共有することが容易になります。
これにより、設定の一貫性と管理の効率が向上します。
デプロイの簡略化
環境変数を設定するメリットの4つ目は、デプロイの簡略化が見込めることです。
環境変数を活用することで、コードのデプロイメントプロセスが簡素化することができます。
異なる環境(開発、テスト、本番)間でコードの変更なしに設定を切り替えられるようになります。
Lambdaで環境変数を設定する方法
ここでは、実際にAWSマネジメントコンソールを使って、Lambdaで環境変数を設定する方法について紹介して行きます。
Lambdaで環境変数を設定するには、以下の3ステップが必要です。
1. AWS Management ConsoleでLambda関数のページに移動
2. 環境変数セクションを探し、「環境変数の設定」をクリック
3. キーと値のペアを追加し、「保存」をクリック
環境変数の使用例
例1:環境変数を用いたAPIキーの設定
環境変数
API_KEY:XXXXXXXX
import os
import requests
def lambda_handler(event, context):
#環境変数で設定した"API_KEY"を利用
api_key = os.environ['API_KEY']
url = "https://api.example.com/data"
headers = {
'Authorization': f'Bearer {api_key}'
}
response = requests.get(url, headers=headers)
return {"statusCode": response.status_code, "body": response.json()}
例2:環境変数を用いたデータベースへの接続
環境変数
HOST_DB:host-databese
USER_DB:user-databese
PASS:XXXXXXXX
import os
import psycopg2
def lambda_handler(event, context):
#環境変数の使用
db_host = os.environ['HOST_DB']
db_user = os.environ['USER_DB']
db_password = os.environ['PASSW']
#データベースに接続
conn = psycopg2.connect(
host=db_host,
user=db_user,
password=db_password
)
return {"statusCode": 200, "body": "Database connection successful!"}
さいごに
今回は、「Lambdaの環境変数」について、詳しく解説してきました。
環境変数について理解は深められましたか?
私のサイトでは他にもAWSサービスに関する有益な情報を発信しています。
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ご精読ありがとうございました!
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