はじめに
「プログラムなんて触ったことがないけど、在宅ワークで月50万円稼げるって本当?」
「ChatGPTが出てきた今からでも、エンジニアになれる?」
最近、そんな声を耳にするたびに、ITエンジニアという職業の存在感がどんどん大きくなっていることを実感します。
なぜ今、ITエンジニアを目指す人が急増しているのか?
・2024年8月のITエンジニア転職希望者数が直近1年で最多を記録
→働き方の自由度や将来性に魅力を感じ、異業種から挑戦する人が増えている
(転職サービスdodaの調査より)
・「ITエンジニア志望」の学生が、福利厚生や収入面への期待を理由に理系、文系問わず拡大中
→学生層でも同じ流れが加速中
(プログラミング学習サイトProgateの調査より)
言い換えれば、「エンジニアになりたい!」は今やごく普通のキャリア選択肢だと思います。
業界のリアル:需要は右肩上がり、でも人が足りない
・2030年に最大79万人のIT人材が不足する、“売り手市場”は当分終わらない見込み
(経済産業省の調査より)
・DX推進人材が「6割以上の企業で深刻に不足」している現状が報告されている
(IPAの「DX動向2024」より)
・ITエンジニアの約6割がフルリモート、9割が週1日以上のリモート勤務
→柔軟な働き方が、キャリアチェンジ組の背中を押している
需要が爆増しているのに人材が足りていません──。
これがIT未経験でも「狙い目」と呼ばれるゆえんだと思います。
本記事のゴール
この記事ではこれからITエンジニアになりたいIT未経験者に向けて、
「もしも私がIT未経験者だったら、ITエンジニア転職するためにやる5ステップ」
を「超・具体的」に解説します。
記事を読み終えるころには、「あ、これなら明日から動ける!」というTODOリストが分かるはず!
この記事を参考にして、是非ITエンジニアを目指してみてください!
■未経験からITエンジニアになるための5ステップ
1. ITエンジニアについて知る
2. どんなITエンジニアになりたいか考える
3. 独学でプログラミングを学ぶ
4. ポートフォリオを作ってみる
5. IT企業選定して選考を受ける
未経験からITエンジニアになるための5ステップ
1. ITエンジニアについて知る
「エンジニアって、コードを書くだけでしょ?」
実は、それは氷山の一角です。
“何を作りたいか” と “どんな現場に入りたいか” で求められるスキルも年収も働き方もガラッと変わってきます。
そこで、まずは「ITエンジニアとはなにか?」について理解していきましょう!
ITエンジニアの主な職種を5つに分けると…
ITエンジニアといっても、たくさんの種類があります。
ここでは、代表的なITエンジニアの種類を5つ挙げておきます。
「ITエンジニアにもいろんな種類があるんだな…」くらいに思っていただければ大丈夫です!

ITエンジニアの年収事情(最新の平均年収)
次にITエンジニアの年収について紹介していきます。
・ITエンジニア全体の平均年収は 462 万円
→日本の全職種平均426万円より36万円ほど高いポジション
(転職サービスdodaの2025年調査より)
・職種別に見ると、ITエンジニアの職種により年収の上下が大きい
プロジェクトマネジャー693万円
データサイエンティスト556万円
Webサービス系エンジニア446万円
個人的な見解としては、「ITエンジニアはピンキリだな…」と感じています。
平均こそ一般的な職種より高いですが、Xでは給料に不満を持つ方もちらほら見かけます。
ITエンジニアに向いている人
ITエンジニアに向いている人の特徴をまとめてみました。
自分がいくつ当てはまるかチェックしてみて下さい!
・自分から勉強する習慣がある人
興味のある分野や継続して勉強することができる人はITエンジニアの素質アリ!
・気になったことを調べることができる人
すこしでも気になったことを調べることはITエンジニアのMUST
サービスのエラーやバグを未然に防げることも
・チームで協力できる人
サービス開発はチームでするのが当たり前
プログラミングスキルより、コミュニケーション力の方が大事!
・自分の考えを言語化できる人
「なぜその選択をしたのか?」これが説明できる人はITエンジニアとして重宝されるよ!
まずは自分の興味ある技術に関するところから勉強を始めることで、挫折しづらくなります!
次の章で自身のITエンジニア像を明確にしていきましょう!
2. どんなITエンジニアになりたいか考える
先ほど挙げたITエンジニアの種類から自分がなりたいものは見つかりましたか?
参考としてそれぞれにマッチする人の特徴をまとめておきます。

また、自分が「どんな技術に興味があるのか?」という視点でなりたいITエンジニアを決めるのもおすすめです。
・作りたいモノで選ぶ
「スマホアプリが好き」→ Flutter / Kotlin
「データでビジネスを動かしたい」→ Python+SQL+BI
・トレンド&将来性で選ぶ
Pythonは人気No.1のAI、自動化、Webどこでも使える万能プログラミング言語
Goはクラウドネイティブで順位急上昇(Docker / Kubernetesと相性◎)
・ライフスタイルで選ぶ
リモート重視→Web/SaaS系バックエンド・クラウドが在宅比率高め
副業で受託したい→フロント or WordPressカスタマイズが案件豊富
どんなITエンジニアになりたいか決めたら、早速勉強を始めていきましょう!
3. 独学でプログラミングを学ぶ
興味のあるプログラミング言語を見つけたら早速勉強を始めよう!
なぜプログラミングスクールより独学なのか?
私は、プログラミングスクールでプログラミングを学ぶより、独学でプログラミングを学んだ方がいいと思っています。
ここではざっくり独学のメリットについて紹介していきます!
後ほどさらに詳しく解説する記事を書く予定なので、興味のある方は是非読んでみて下さい!
独学でプログラミングを学ぶメリット
・お金がかからない
・問題を解決する力(調べる力)が身に付く
・モチベーションが上がった瞬間に始められる(今すぐ始められる)
どんなサイトを使って勉強するか?
次に「どんな学習サイト、リソースを使ってプログラミングを勉強していくか?」について解説していきます。
私のおすすめは「YouTube+ChatGPT」です。
まず最初にYouTubeで勉強したいプログラミング言語の入門編を探します。
おすすめ教材
■Python
■Java
■HTML, CSS
そして、動画を見ながら勉強を進めていき、動画を見ても分からない点(躓いた点)をChatGPTに聞いてみて解決していくのが個人的に最強だと思っています。
プログラミングを勉強する上で意識すること
ただ勉強をするだけじゃプログラミングスキルは身につきません。
以下のようなポイントを意識しながら勉強すれば、効率よくプログラミングスキルを身につけることができます。
是非、実践してみて下さい!
・とにかく手を動かす
→動画を見るだけはNG、実際にコードを書いて自分の中に落とし込もう
・コードを自分なりに変えてみる
→コードの仕組みがわかってきたら、少し自分なりに改修してみよう
・エラーの解析をする
→エラーが出た時こそレベルアップするチャンス、「何がいけないのか?」明確にしよう
学習サイトでプログラミングを勉強しただけじゃ、ITエンジニア転職はまだ難しい…。
そこで、基本的なプログラミングスキルを身につけたらポートフォリオを作ってみよう!
4. ポートフォリオを作ってみる
「コードは書いてるけど、ポートフォリオって必要?」
こんなことを思っている人もいると思います。
結論から言うと “YES、ほぼ必須”。
未経験を採る企業の7 割が「実力を見極める材料」としてポートフォリオを重視しています。
ポートフォリオって何?
「そもそも、ポートフォリオって何?」ってところから説明していきたいと思います。
ポートフォリオは「あなたのプログラミングスキルを証明するための作品集」のことです。
IT企業の採用担当者はポートフォリオの完成度を見て、採用するかどうかを考えます。
ポートフォリオのノウハウ
・ポートフォリオはGitHub等で管理する
→作って終わりではなく、改修してより良いものにしていくのがポイント
・量より質
→簡単なものを10個より、複雑なものを1個の方が評価が高い
どんなものを作ればいい?
「ポートフォリオって何を作ればいいかわからない…」
誰もがこんなことを思うはずです。
私も最初はいいアイデアを全く思いつきませんでした…。
そんな方にポートフォリオを作る上でのヒントを紹介していきます。
・まずは他の人がどんなものを作っているかみてみる
・「普段、面倒臭いと思っていることを効率化できないか?」考えてみる
ジャンル | アイデア | ポイント |
---|---|---|
Webサイト | 自己紹介サイト | HTML/CSSスキルをアピール |
Webアプリ | TODOリスト、天気アプリ | APIを絡めた開発をアピール |
Webフォーム | お問い合わせフォーム | フロント→バックの流れ◎ |
データ処理 | CSVファイルをグラフ化 | PythonやExcel系希望者向け |
5. IT企業選定して選考を受ける
ポートフォリアができたら、IT企業の選考を受けていきましょう!
どんなIT企業が狙い目?
IT未経験者でも入社できるIT企業の特徴を挙げていきます。
・研修体制が整っている
入社後に数ヶ月の研修を通して、プログラミングスキルを身につけることができる!
・ポテンシャル採用がある
採用情報に「未経験OK」、「第二新卒歓迎」などの文言が含まれている企業が狙い目!
ITスキルよりも「なぜITを目指すのか?」という熱意や将来性が重視される
・SES(システムエンジニアリングサービス)企業
自社ではなく、他社の現場に常駐して働く形態の企業
人手不足のため未経験者を積極採用する傾向がある
どんなことをアピールする?
・「なぜIT業界に挑戦するのか?」を明確に
・学習実績を「見える形」にする(ポートフォリオ、GitHub、学習記録などでアピール)
・「前職の経験 × IT」で強みを作る(過去の経歴をIT業界でどう活かせるか?)
ITエンジニアになりたい人向け資格
資格取得もITエンジニアになるためには大きな武器になります。
「継続して勉強できる!」ということを企業にアピールしていきましょう!
IT未経験者におすすめな資格をおすすめ参考書と共に4つ紹介していきます!
ITパスポート
ITの基礎的な知識(IT・経営・法律など)を広く浅く問う国家試験
・IT業界の土台知識を証明できる
・非エンジニア職にも有効
・就職活動・転職でプラス評価されやすい
基本情報技術者試験
プログラミング・ネットワーク・セキュリティなど、IT技術の「基礎力」を測る国家試験
・技術者としての基礎を証明できる
・公務員・大企業では手当あり
・就職・転職で高評価
AWS CLF(クラウドプラクティショナー)
AWSのクラウドサービスに関する入門的な知識を問う認定資格(ベンダー資格)
・AWSの基礎理解を証明できる
・グローバルな資格で企業評価も高い
・クラウド未経験の入門に最適
AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)
AWS上で「システムを設計・構築する力」を問う中級者向け資格
・AWSの設計力を証明できる
・年収アップ・転職にも強い
・インフラ、クラウドエンジニアに必須級
まとめ
今回は、「もしも私がIT未経験者だったら、ITエンジニア転職するためにやること」を5つのステップに分けて解説していきました。
是非この記事を参考にして、IT業界への転職を成功していきましょう!
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