「AWSのコンテナサービスがよく分からない…」
AWS認定試験は、クラウドエンジニアにとって重要な資格です。
その中でも、コンテナ関連のサービスは試験でよく問われるトピックの一つです。
本記事では、AWS認定試験に出題される可能性が高い主要なコンテナサービスをわかりやすく解説します。
ぜひ、試験対策の参考にしてください!
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コンテナとは?
まず、コンテナとは何かを簡単におさらいしましょう。
コンテントとは簡単に言うと、「アプリを動かすための小さな箱」です。
例えば、あなたがアプリを作ったとします。そのアプリが動くには、特定のソフトウェアや設定が必要です。普通はそれらを一つ一つインストールしたり設定したりする必要があります。
でも、コンテナを使えば、そのアプリと必要なものを全部一つの「箱」にまとめておけます。
この箱(コンテナ)をどこに持って行っても、そのまますぐにアプリを動かすことができるようになります。
つまりコンテナは、アプリケーションとその実行に必要なライブラリや設定を一つにまとめたパッケージです。これにより、開発環境や本番環境の差異を気にすることなく、どこでも同じようにアプリケーションを動作させることが可能になります。
コンテナの主な特徴
・軽量:仮想マシンよりもリソース効率が良い
・ポータブル:どの環境でも一貫して動作
・スケーラブル:迅速なスケールアップ、スケールダウンが可能
AWSは、コンテナの管理と実行を簡単にするためのさまざまなサービスを提供しています。
AWSの主要なコンテナサービス
AWSには、コンテナ関連のサービスが豊富に用意されています。その中でも試験に出やすい3つの主要サービスを紹介します。
1. Amazon ECS (Elastic Container Service)
2. Amazon EKS (Elastic Kubernetes Service)
3. AWS Fargate
Amazon ECS (Elastic Container Service)
Amazon ECSは、AWSが提供するフルマネージド型のコンテナオーケストレーションサービスです。
Amazon ECSには、以下のような特徴があります。
・高い統合性:AWSの他のサービス(EC2、Fargateなど)との連携が強力
・柔軟なスケーリング:オートスケーリング対応
・セキュリティ:IAMを利用した詳細なアクセス制御が可能
対策ポイント
・タスクとサービスの違い
タスク: コンテナの単位
サービス: タスクのグループを管理する単位
・実行モード
EC2モード: EC2インスタンスでコンテナを実行
Fargateモード: サーバーレスでコンテナを実行
Amazon EKS (Elastic Kubernetes Service)
Amazon EKSは、KubernetesをAWS上で簡単にセットアップ・管理できるフルマネージドサービスです。
Amazon EKSには、以下のような特徴があります。
・Kubernetes標準:オープンソースのKubernetesに完全準拠
・柔軟性:オンプレミスのKubernetesと統合可能
・スケーラブル:数千のノードを管理可能
対策ポイント
・クラスタ管理
マスターコントロールプレーンはAWSが管理
ワーカーノードの設定やスケーリングはユーザーが担当
・IAMとRBACの違い
IAM: AWSリソースへのアクセス制御
RBAC: Kubernetesリソースへのアクセス制御
AWS Fargate
AWS Fargateは、サーバーレスなコンテナ実行環境を提供します。
ECSやEKSと組み合わせて使用します。
・完全サーバーレス:インフラ管理不要
・コスト最適化:リソースをタスクごとに割り当て
・シンプルな操作性:起動するコンテナの設定だけでOK
対策ポイント
・Fargateを利用することで、どのサービスが管理から除外されるか
例:EC2インスタンス管理が不要
・ユースケース:バッチ処理や軽量なマイクロサービスに適している。
AWS認定試験での出題傾向と対策
AWS認定試験で、コンテナサービスがよく出題されるポイントは以下の通りです。
サービスの選択
「このユースケースでは、どのサービスを使うべきか?」という問題が多いです。
・サーバーレスが必要 → Fargate
・Kubernetes管理が必要 → EKS
・AWSサービスとの統合性重視 → ECS
構成の違い
・EC2モード vs Fargateモードの違い
・EKSクラスタの設定方法
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まとめ
今回は、AWS認定試験で出題されるコンテナサービスについてまとめてきました。
AWSのコンテナサービスは、クラウドアプリケーションのデプロイと管理を効率化する強力なツールです。AWS認定試験では、各サービスの特徴やユースケース、設定方法が問われることが多いため、基礎からしっかり学んでおきましょう!
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